知ってるいるようで実はよく解らない。聞いたコトはあるけど、詳しくしならない。そんな身体に役に立つ情報を紹介していきます。
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2007/07/23 (Mon)
日本脳炎ウイルスをもった蚊に刺されることでウイルスに感染し、体のなかで増えたウイルスが、脳や脊髄(せきずい)に入って起こす病気です。日本脳炎ウイルスは主にブタの体内で大量に増えて、その血を吸った蚊が感染しウイルスをもちます。蚊が活動する初夏~初秋にかけて、関東より西の地域で発生します。
また、東アジアや東南アジアでも日本脳炎が流行しているので、これらの国で感染する場合もあります。蚊に刺されてウイルスに感染してから6~16日くらいで、体がだるく頭痛やむかつきが出て、時に吐くこともあります。その後熱が出て意識障害が現れたり、首の後ろが硬くなる、手足に震えがくる、硬く動かなくなる、勝手に動く、などの症状や麻痺症状が現れます。脳炎が進行すると、脳がはれてけいれんが起こったり、呼吸ができなくなります。
日本脳炎ウイルスといっても、必ずしも脳炎だけを起こすわけではありません。髄膜炎(ずいまくえん)の症状(頭痛、吐き気、首の後ろの硬直など)だけで回復する場合もありますが、脊髄炎を起こすこともまれにあります。また、ウイルスをもった蚊に刺されても、発病する人は300人に1人くらいです。
その他のウイルスによる脳炎も、蚊が媒介するしないにかかわらず、症状はよく似ています。
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